画質じゃ、なかった|DJI Osmo Action 5 Proを選んだ理由
こんばんは、ひろしです。
今日のテーマは、アクションカメラです。
結論から言うと、僕が選んだのはDJIのOsmo Action 5 Proでした。
決め手は、画質ではありませんでした。
説明していきます。
ワンオペ撮影と、ポケット3
まず、前提の話をします。
うちの撮影は、ワンオペです。
子どもと遊びながら、写真も動画も、ひとりで撮る。
悩み抜いた末にたどり着いたのが、DJIのOsmo Pocket 3でした。一眼の上に載せて、写真は一眼、動画はポケット3。この二段重ねが、うちの基本装備です。

いまも現役で、大活躍しています。
正直に言うと、望遠側の弱さは感じていて、いつかはポケット4なり、その先なりに行きたい気持ちはあります。
でも、お金がない😭
だからポケット3には、まだまだ働いてもらいます。
一度目の事故は、川
去年の夏の話です。
毎年、家族で楽しみにしている、川のイベントがあります。
鮎のつかみ取りをして、その場で塩焼きにしてもらう。カヤックに乗る。滑り台をすべる。そして、ござ走り。
川の上に長いござを渡して、その上を走り抜ける遊びです。長男が4歳のときに挑戦して、渡りきった。それ以来、うちにとって大事なイベントになりました。
大事なイベント、ということは、僕が撮るということです。
その年は、一眼の上にポケット3を載せた、いつもの装備で川に入りました。
川底には、大きな石がごろごろしていました。しかも、ぬるっとしている。
転びました。
川の中に。僕も、一眼も、ポケット3も。

すぐに起き上がって、川から上がって、確認しました。僕は無事。一眼も無事でした。さすがフラッグシップ機のX-H2S。防塵防滴が素晴らしい。僕にも幸い、防水機能があったようです。
ポケット3も、乾かしたら電源が入りました。よかった——と、そのときは思いました。
その日には、もうひとつ大事な出来事がありました。
去年から、あの川に新しい遊びが増えたんです。
飛び込み。
川に迫り出した岩があって、その真下は、飛び込んでも大丈夫な深さになっている。自然がつくった、天然の飛び込み台です。高さは4〜5メートル。実際に立ってみると、大人でも怖い。

長男は7歳、次男は4歳でした。
長男は、ずいぶん躊躇していました。それでも飛べたのは、勇気の火をもらっていたからだと思います。
— 少し、寄り道を —
勇気の火、という話をさせてください。
保育園のお泊まり会で、キャンプ場に泊まって、夜、暗い山の中に何かを取りに行くという行事があります。長男は、率先してみんなを率いていったそうです。
そこでもらえるのが、勇気の火。うちの保育園の年長組は、毎年みんな、それを心にもらって帰ってきます。
そして、飛んだ。
一度飛べてしまうと楽しくて仕方がないみたいで、何回も何回も飛んでいました。次男はその日、まだ飛べませんでした。
その一部始終を、僕は水に浸かりながら、一眼だけで撮りました。写真も、動画も。

ポケット3は、さっき川に沈めたばかりでしたから。
しばらくして、お盆に実家へ帰ったとき。子どもが大好きなウルトラマンのショーを、初めて観に行きました。撮影OKの時間があるので、いつもの二段重ねで臨んだんです。
ポケット3が、おかしい。
電源は入る。撮影もできる。でも、ジンバルの動きがおかしくて、実質、使いものになりませんでした。ウルトラマンは一眼だけで、写真も動画も撮ることになりました。
救いはありました。ジンバルカメラを買うとき、「これは絶対、ぶつけたり落としたりしたら壊れる」と思って、DJI Care Refreshという保証に入っていたんです。無事に新品と交換してもらえました。対応も、素晴らしくよかった。
このとき、うすうす感じていたことが、かたちになり始めました。
水の近くで子どもを撮るなら、沈んでも平気なカメラがいる。
二度目は、リフトの上
季節は変わって、冬。
家族で初めて、スキーに行きました。
家族の顔ぶれは、こんな感じです。
僕は、ずいぶん前に数回滑ったきり。長男は、保育園の年長のときに1回、小学校の学童で1回。滑った経験は、その2回だけです。次男にいたっては、スキーというものを見るのも初めてでした。
つまり、家族の誰も、まともに滑れません。
最初はそり遊び。次はストライダーにそりが付いたやつをレンタルして。そしてついに、スキー板とストックを借りました。
下のほうの簡易リフトで練習して、長男はすぐに慣れて。次男は初めてなのに、転んでも転んでも、何回でも起き上がって頑張っていました。
そしてふたりが言い出したんです。
本物のリフトに、乗りたい。
時間的に2回しか乗れない。妻は、下で待ってる笑
僕がひとりで、子どもふたりを見ながら、助けながら、下まで滑らないといけない。僕自身、そこまで上手に滑れる自信はありません。カメラは持っていけない。ポケット3も無理。スマホはポケットに入っていたけれど、撮影しながら滑るなんて芸当は、僕にはできません。
長男はすぐに慣れて、上手に下までいきました。
次男は、怖かっただろうに、何回も何回も転んで、起き上がって、下までたどり着きました。2回目は、2回くらいしか転びませんでした。
その様子を記録した写真は、一枚もありません。動画も、ありません。

大事なのは、画質じゃなかった。
記録したいときに、記録できることだった。
リフトを降りたとき、アクションカムを買うことを、心に決めました。
ちなみに僕の父は、スキーがめちゃくちゃ上手くて、スキー場のレスキューをしていたこともあるらしいです。子どもたちの上達の早さは、その血かもしれません。
最新の6ではなく、5を選んだ理由
買うと決めたら、次は何を選ぶかです。
僕が買うときの最新機種は、Osmo Action 6でした。でもDJIは、Action 4も5も併売してくれていて、価格は新しいほど高い。
僕がアクションカムに求めていたことを、書き出しました。
- 衝撃に強く、壊れないこと
- 水没しても、壊れないこと
- ハンズフリーで撮影できること
つまり、画質はそこそこでよかった。
記録したいときに、記録できること。求めていたのは、それだけでした。
それで選んだのが、ひとつ前のAction 5 Proです。最新でなくても、僕の条件は全部満たしている。

3世代も併売してくれるDJIには感謝しています。古い機種を選べるということは、僕みたいな選び方にも、ちゃんと応えてくれているということなので。
モニターのときも、モニターライトのときも、そうでした。最新や最上位からではなく、自分の条件から選ぶと、ちゃんと答えが出ます。
DJIという会社の話
ここで少し、DJIの話をさせてください。
ポケット3を水没させたとき、僕は経緯を正直に話しました。川で転んで、沈めてしまったと。
本体を送ったら、電話がかかってきました。
今回の場合は、保証を使わなくても、無料で新品交換できます——と。
すぐに送ってくれて、なぜか箱には、ノベルティの帽子まで入っていました。
その帽子、大人サイズなんですが、いま次男のお気に入りになっています笑
— 少し、寄り道を —
次男は帽子が好きです。2歳の誕生日に、石田制帽のハットをプレゼントしたら、ものすごく喜んでくれました。兄と同じ形。そのときはウール素材しかなくて、冬用なのに、夏でも被ってくれて笑
その帽子も少し小さくなってきたところだったので、DJIの帽子は、ちょうどいいバトンでした。



企業の体質って、こういうところに出ると思うんです。
それだけ儲かってるってことなんだろうけど笑
長男はいま、ドローンに興味津々です。またDJIのお世話になる日も、近いかもしれません。
買わなかったもの
今回は、保険には入りませんでした。
ジンバルカメラと違って、アクションカムは壊れることを前提に作られた道具です。基本的に、壊れないと思ったので。
クリエイターズコンボのようなオプションも買わず、本体のみ。
いまのところ、それで正解でした。
唯一の悩みは、バッテリーの持ちです。予備がもう一個あってもいいかも、と思い始めているところです。
買い足したものは、ひとつだけ
本体だけで十分、と書いたばかりで恐縮ですが、ひとつだけ買い足したものがあります。
首から下げるマウントです。ウランジという会社のもの。
シリコンの輪っかを首にかけて、そこにカメラを磁石でくっつける。それだけの道具です。

これが、思っていた何倍も便利でした。
まず、両手が完全に空きます。子どもの手を引きながら、荷物を持ちながら、そのまま撮れる。僕が求めていた「ハンズフリー」は、正確にはこれのことでした。

そして、磁石なので一瞬で外れます。ここぞという場面では、外して手に持って寄る。撮り終えたら、また胸に戻す。首から下げているので、外しても落ちません。

もうひとつ、これが大きいんですが——Action 5とポケット3を、その場で付け替えられます。
川に入るときはAction 5。上がったらポケット3。同じ首の輪っかに、どちらもくっつく。カメラを2台持ち歩いていても、身につけるものはひとつだけで済みます。

アクションカムを買うなら、これも一緒に買っておいたほうがいいと思います。本体だけだと、結局ずっと手に持つことになります。
気づけば、カメラだらけ
ところで。
フォトグラファーでもない僕の家には、一眼が3台あります。レンズは、何本あるか数えたくありません。ジンバルカメラがあって、ついにアクションカメラまで揃いました。
ドローンまで来たら、もう撮れないものはないんじゃないかというラインナップです。
どれだけカメラにお金かかってんねん、と思います😅
でも、ぜんぶ理由は同じなんです。
子どもを、撮りたい。
それだけです。
弟が、飛べるようになった
アクションカムの導入は、大成功でした。
今年の夏は、海に、川に、先日の水鉄砲大会にも、大活躍しています。
先日、小伊津なぎさ公園という海辺の公園に行きました。
コンクリートの堤防で囲まれた、天然の海水プールみたいな場所です。海とつながっているので、魚がいて、イカがいて、ヤドカリも、サザエも、ウニもいる。

波はほとんどありません。それでいて、小さい子が立って歩ける浅さから、大人でも足がつかない深さまであります。

ゴーグルをつけて潜るだけでも十分楽しい。シュノーケルがあれば、もっと。

深いところもあるので、子どものライフジャケットは必須だと思います。大人も、浮き輪がひとつあると安心です。
そこで、次男が飛べるようになりました。
低いところからですが、一度できてしまえば、あとは何度でも。もちろん、Action 5で撮りました。
その裏手では、高校生たちが5メートル以上ある高さから飛び込んでいました。子どもたちも飛びたそうにしている。でも高すぎて、さすがの長男も躊躇していました。
そのとき、次男が言ったんです。
じゃあ、自分が先に飛ぶ。
勇気の火は、まだもらっていないのに。
慌てて長男が先に飛びました。次男も飛びました。僕も飛びました。
これも全部、Action 5に残っています。
そして、同じ川に戻った
今年も、あの川のイベントに行きました。
去年、僕とポケット3が沈んだ、同じ川です。
今年はAction 5 Proを首から下げて、川に入りました。ござ走りも、カヤックも、飛び込みも、両手を空けたまま撮れました。転んでも、沈んでも、もう平気なカメラと一緒に。
ふたりとも、何回も何回も飛び込んでいました。イベントが終わっても、帰りたくないと泣くくらいに。

正直に書いておくと、僕も毎回飛びます。でも、1回か2回で満足してしまう。
1回目は、いまだにドキドキします。思い切らないと、足が出ない高さなんです。
子どもたちは、何十回も飛んでいます。

小学校の高学年の子のほうが怖がっていて、5歳が飛ぶのを見て、すげー、すげー、と言われていました。
その顔を、ぜんぶ残せました。
冬のスキーが、いまからとても楽しみです😊
まとめ
カメラを選ぶとき、画質の話から入ると、たぶん迷子になります。
僕の場合、答えは性能表の中ではなくて、撮れなかった日の中にありました。
川で沈んだ日と、リフトの上の日。
記録したいときに、記録できること。
あなたがアクションカムを迷っているなら、スペックの前に、撮れなくて悔しかった日のことを思い出してみてください。
答えは、たぶんそこにあります。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。
それでは、おやすみなさい。
今日の1曲
この記事を書いていたら、頭の中で勝手に鳴り出した曲があります。
THE HIGH-LOWSの、不死身のエレキマン。
僕は中学生のときから、この曲が好きです。
長男も好きです。まだ、しゃべれるかしゃべれないか、というくらいの頃から。なぜあの年齢でこの曲だったのかは、いまだに分かりません。
なぜ今になって流れてきたんだろう、と考えて、たぶんこういうことかな、と思いました。
沈んでも、また起き上がる。壊れても、前より良くなって戻ってくる。
それは、僕の撮影機械たちのことでもあるし——
何回転んでも、何回でも起き上がって、下まで滑っていった、次男の背中のことでもある。
たぶん、そういうことだと思います。

