子どもは、レンズ交換を待ってくれない|単焦点5本からズーム2本、そして100-400へ
こんばんは、ひろしです。
今日は、子どもを撮るレンズの話です。
ぼくは、単焦点が好きです。
いまでも、ほんとうは。
でも、子どもは、レンズ交換を待ってくれませんでした。
カメラを2台にして、ズームに替えて、いまの形になるまでの記録です。
― 先に、結論だけ ―
子どもを撮るなら、カメラ2台に、純正のズーム2本。XF 16-55mm F2.8 と XF 50-140mm F2.8 を、それぞれに付けています。
小学校の運動会には、XF 100-400mmが要りました。
単焦点は、子どもを撮るのに向いてはいる。でも、ぼくには間に合わなかった。

この記事は、Osmo Pocket 3 の記事から、レンズの話を分けたものです。
単焦点が好き|カメラ1台、5本の単焦点

長男が生まれたとき、レンズを替えられるカメラは、1台でした。
レンズはXFの単焦点を、時期ごとに買い足していきました。
5本の単焦点、それぞれの役割
- XF 16mm F1.4——景色も一緒に写し込みたいときに。
- XF 23mm F1.4——室内で動きまわる小さな手足を、自然光だけで。
- XF 35mm F1.4——いちばんつきあいの長い、標準の1本。
- XF 56mm F1.2——ポートレートの神様。あとから手放しましたが、写りはいまも忘れていません。
- XF 90mm F2——公園の遠くで、ちょっとずつ離れていく後ろ姿。
1本ずつ買って、使い倒して、また次を買う。
そうやって、そろえてきた5本です。
※ 下のカードは、いま売っている型です。23mm と 56mm は、ぼくが使っていたものより新しい型になっています。
※ 番外編:XF 56mm F1.2 — ぼくは手放しました。いまは、新しい型(R WR)になっています。
結局XF単焦点はぜんぶ「神レンズ」って言われてるやつ。FUJIFILMの罠です(笑)
単焦点は、子どもを撮るのに、向いてはいるんです。
うす暗い部屋でも、フラッシュなしで撮れるくらい、明るい。
でも、ひとつだけ、困ったことがありました。
レンズ交換が、間に合わない|カメラを2台に(長男1歳)

長男が1歳になった頃にはレンズ交換が、もう間に合わなくなっていました。
寄りで撮りたいときと、引きで撮りたいときが、コンマ何秒で入れ替わる。
その場でレンズを替えてる時間はありません。
子どもは、レンズ交換を待ってくれない。
カメラを、2台に
単焦点をそれぞれに付けて、両手にぶら下げる。
でも、ここでもうひとつの問題が出てきました。
——ストラップが絡む。
2台それぞれにストラップを付けると、首のまわりでクロスしてスムーズに構えられない。

たどりついた答え、Peak Design Capture v3
いろいろ思案して、たどりついたのが、Peak Design のカメラホルスター。
「Capture v3」というモデルです。

カメラ1台をベルトに固定する仕組み。
もう1台は、ストラップで首から。
これで両手が自由になりました。
ベルトにカメラぶら下げて歩く姿、最初はまわりの目が気になりました(笑)でも、それどころじゃない瞬間が、子育てにはたくさんあるんです。
撮らなくちゃ、をいちばんに。
(ちなみに、ここからさらに進化しています。その話は、この記事の最後に)
ズームへ|純正の2本にたどりつくまで(次男誕生)
次男が生まれて、長男ももっと走り回るようになりました。
「単焦点 2本」では、もう足りない。
ズームレンズの話をはじめます。

ただ——
ぼくはできるだけコストを抑えたかった。
キヤノンのズーム|EFアダプター+EF-S 18-135mm
最初はEFアダプター(Fringer)を使って、Canon の EF-S 18-135mm を流用しました。
アダプター越しだと、AFが、子どもの動きに追いつきませんでした。
タムロン 18-300mm
次にAF性能を求めて、タムロンの 18-300mm。
たしかにAFは改善されました。
でも——画質と明るさで、もうひと声、ほしくなりました。
最終回答|FUJIFILM 純正の2本
そして最終的にたどりついたのが——
FUJIFILM 純正の XF 16-55mm F2.8 と、XF 50-140mm F2.8 の2本でした。

1台に XF 16-55mm、もう1台に XF 50-140mm。
基本は、付けっぱなしです。
結局は、カメラ2台と、ズーム2本がよかった。
回り道をずいぶんしました。
でもわかったことは、シンプルでした。
——「結局、純正の2本がいちばん信頼できる」。
子どもの一瞬を逃したくないという気持ちを、いちばん深く受け止めてくれたのが、純正でした。
通ってきたレンズの、いまの出番
ただ、タムロンは、いまも出番があります。
カメラを1台しか持っていけない日に、1本で広い範囲をまかないたいとき。
それと、びっくりするくらい寄れるので、マクロっぽく撮りたいとき。
Fringer(EFアダプター)は、またキヤノンのレンズを使いたくなったとき用に、使わずに置いてあります。
タムロンは、いまも現役なんです。
※ ぼくの XF 16-55mm は、ひとつ前の型です。2024年の暮れに、ひとまわり軽くなった II が出ました。下のカードは II です。
小学校の校庭は、別もの|XF 100-400mm

長男が、小学校に上がりました。
運動会の機材も、見直すことに。
保育園の園庭は、XF 50-140mm でじゅうぶん足りていました。
でも、小学校の校庭は別もの。
50-140 では、ぜんぜん足りない。
そこで導入したのが、XF 100-400mm F4.5-5.6。
さらに、1.4倍のテレコンバーターも追加。
いちばん長いところで、560mm(フルサイズ換算で、約850mm)まで届きます。
超望遠ズームは、タムロンやシグマとも、めっちゃ悩みました。
でも、結局——
「純正を、信じる」を、もう一度。
結果は、大正解でした。

いまの形
2026年10月18日。
松江の鼕行列(どうぎょうれつ)に、子どもが出ました。

ズームは、3本持って行きました。
でも、行列の途中で、レンズは替えられません。
悩んだ結果、1台に XF 16-55mm、もう1台に XF 100-400mm。
この2本で行きました。
去年は、カメラ3台でした。
たしか、X-Pro3 に 16mm の単焦点を付けて。
本当は、3台に 16-55mm、50-140mm、100-400mm を付けて行くのが理想です。
でも、さすがにそこまでは、できませんでした。
3台ぶら下げられるストラップがあるのは、知っています。
まだ、手が出ていません。気には、なっています(笑)

2時間以上、鼕を引いて、歩き続けて。
疲れきった、ふたりの後ろ姿です。
でも、このあと歩いて戻った先には、おやつが待っています(笑)
子どもは、レンズ交換を待ってくれない。
だから本当は、レンズの数だけ、カメラがほしい。
いまでも、ほんとうは単焦点が好きなんですけどね。
一眼の上に載せている Osmo Pocket 3 の話は、こちらに書いています。
カメラの担ぎ方の、その後はこちら。
この記事で紹介したもの
この記事に出てきたものを、まとめておきます。
押すと、その説明のところへ飛びます。買うところではなく、まず説明を読んでもらえたらうれしいです。
いまの形
広め担当(カードは II)FUJIFILM XF16-55mmF2.8 R LM WR II↓望遠担当FUJIFILM XF50-140mmF2.8 R LM OIS WR↓小学校の運動会にFUJIFILM XF100-400mm F4.5-5.6↓さらに遠くへ(1.4倍)FUJIFILM XF1.4X TC WR↓あのころの単焦点
広く写したいFUJIFILM XF16mm F1.4 R WR↓室内の、小さな手足FUJIFILM XF23mm F1.4 R LM WR↓いちばんつきあいの長いFUJIFILM XF35mm F1.4 R↓人を撮るFUJIFILM XF56mm F1.2 R WR↓離れていく後ろ姿FUJIFILM XF90mm F2 R LM WR↓通ってきたレンズと、運ぶ道具
1台で行く日の高倍率TAMRON 18-300mm F3.5-6.3 Di III-A↓キヤノンのレンズ用にFringer FR-FX2 プロII マウントアダプター↓ベルトに、1台Peak Design キャプチャーV3↓あわせて読みたい
今日の1曲
今日の1曲は、ビル・エヴァンスの「Some Other Time」。
もとは、1944年のミュージカル『オン・ザ・タウン』の歌です。作曲は、レナード・バーンスタイン。
時間が足りなくて、やりたかったことが「またいつか」になっていく。そんな歌です。
ビル・エヴァンスは、それを、ことばのないピアノで弾きました。
この録音は、1968年にドイツの黒い森(シュヴァルツヴァルト)のスタジオで録られて、50年近く、世に出ずに眠っていたものです。
子どもは、レンズ交換を待ってくれない。
「またいつか」は、たぶん、来ない。
だから、いまの形で、いまを撮っています。















