【ワンオペ撮影の正解】子育てパパが行き着いた、カメラ2台+Osmo Pocket 3
こんばんは、ひろしです。
今日のテーマは、子どもを撮るカメラの話です。
20年カメラを持ってきた料理人が、いま子育てカメラマンとして、たどりついた機材のかたちを書きます。
ぼくにはいま、2人のこどもがいます。
毎日が運動会みたいに動いてる。
そして——
妻は手伝ってくれません(笑)。
イベントの撮影はいつもワンオペです。
「子どもの一瞬」を逃したくない一心で、機材を買い替え、買い足し、組み替えてきました。
その記録です。
Phase 1|カメラ1台、レンズを買い足してきた4年

長男が生まれたとき、カメラは1台でした。
レンズはXFの単焦点を、時期ごとに買い足していきました。
5本の単焦点、それぞれの役割
XF 16mm F1.4 — 景色も一緒に写し込みたいときに。
XF 23mm F1.4 — 室内で動きまわる小さな手足を、自然光だけで。
XF 35mm F1.4 — いちばんつきあいの長い、標準の1本。
XF 56mm F1.2 — ポートレートの神様。あとから手放しましたが、写りはいまも忘れていません。
XF 90mm F2 — 公園の遠くで、ちょっとずつ離れていく後ろ姿。
1本ずつ買って、使い倒して、また次を買う。
そんな数年間でした。
結局XF単焦点はぜんぶ「神レンズ」って言われてるやつ。FUJIFILMの罠です(笑)
※ 番外編:XF 56mm F1.2 — ぼくは手放しましたが、いまでも「写りの神様」と言われる定番です。
Phase 2|カメラ2台体制(長男1歳)— ストラップ問題と Peak Design


1歳になった頃にはレンズ交換が、もう間に合わなくなっていました。
寄りで撮りたいときと、引きで撮りたいときが、コンマ何秒で入れ替わる。
その場でレンズを変えてる時間はありません。
カメラを、2台に
単焦点をそれぞれに付けて、両手にぶら下げる。
でも、ここでもうひとつの問題が出てきました。
——ストラップが絡む。
2台それぞれにストラップを付けると、首のまわりでクロスしてスムーズに構えられない。
たどりついた答え、Peak Design Capture v3
いろいろ思案して、たどりついたのが Peak Design のカメラホルスター。
「Capture v3」というモデルです。
カメラ1台をベルトに固定する仕組み。
もう1台は、ストラップで首から。
これで両手が自由になりました。
ベルトにカメラぶら下げて歩く姿、最初はまわりの目が気になりました(笑)でも、それどころじゃない瞬間が、子育てにはたくさんあるんです。
撮らなくちゃ、をいちばんに。
(ちなみに、ここからさらに進化していますが、それはまた別の機会に)
Phase 3|ズーム導入(次男誕生)— 純正にたどりつくまで


次男が生まれて、長男ももっと走り回るようになりました。
「単焦点 2本」では、もう足りない。
ズームレンズの話をはじめます。
ただ——
ぼくはできるだけコストを抑えたかった。
1台目のズーム|EFアダプター+EF 18-135mm
最初はEFアダプター(Fringer)を使って、Canon の EF 18-135mm を流用しました。
AF性能は、子どもの動きには追いつきませんでした。
2台目のズーム|タムロン 18-300mm
次にAF性能を求めて、タムロンの 18-300mm。
たしかにAFは改善されました。
でも——画質と明るさで、もうひと声、ほしくなりました。
最終回答|FUJIFILM 純正の2本
そして最終的にたどりついたのが——
FUJIFILM 純正の XF 16-55mm F2.8 と、XF 50-140mm F2.8 の2本でした。
回り道をずいぶんしました。
でもわかったことは、シンプルでした。
——「結局、純正の2本がいちばん信頼できる」。
子どもの一瞬を逃したくないという気持ちを、いちばん深く受け止めてくれたのが、純正でした。
EFアダプターとタムロン、いまも処分してません。これも「経験料」だと思ってます。
※ 追記:小学校になって、もう1本必要になった
長男が、小学校に上がりました。
運動会の機材も、見直すことに。
保育園の園庭は、XF 50-140mm でじゅうぶん足りていました。
でも、小学校の校庭は別もの。
50-140 では、ぜんぜん足りない。
そこで導入したのが、XF 100-400mm F4.5-5.6。
さらに、1.4倍のテレコンバーターも追加。
超望遠ズームは、タムロンやシグマとも、めっちゃ悩みました。
でも、結局——
「純正を、信じる」を、もう一度。
結果は、大正解でした。


Phase 4|DJI Osmo Pocket 3 導入 — ワンオペ撮影の革命
長男が、5歳になった年。
保育園の運動会。
その年は、ぼくなりの新しい挑戦をしていました。
挑戦1|カメラのホットシューにスマホをマウント
カメラのホットシューに——スマホをマウントして、撮影に臨んだのです。
これでも、写真と動画は同時に撮れました。
ぼくの一眼が被写体を捉えて、シャッターを切る。
スマホは同じ方向を向いて、動画を録ってくれる。
でも、ひとつ決定的な問題がありました。
——スマホは、一眼と同じ方向しか向けない。
一眼が別のところに目をやった瞬間、スマホの動画もそっちを追ってしまう。
つまり、ぼくが被写体から目を離せない。
ワンオペで、これはしんどかった。
そして、出会いがありました
そして、出会ったのが——
DJI の、Osmo Pocket 3 でした。
これは、ぼくの中でワンオペ動画+写真撮影の、革命だったんです。
Osmo Pocket 3 の何がすごいか
手のひらサイズの、小さなカメラ。
でも、なかにはジャイロ機構と、自動被写体追尾と、水平自動補正が、ぜんぶ入っています。
3つの自動機能
カメラが勝手にこどもを追いかける。
カメラがどこを向いていても、映像はまっすぐ水平に保たれる。
ジンバル機能は正直、おまけのつもりで導入しました。
でも結果は——
大成功。
運動会の動画を、はじめてゆっくり家族みんなで観られたんです。ぼくも、ちゃんと客席にいられた。
ぶれない、まっすぐな、わが子の走る背中。
ぼくが別のカメラで写真を撮りながら、勝手に撮ってくれていた動画。
これは世界が変わる買い物でした。
① 単品(手に入りやすい標準モデル)
② Creator Combo(ぼくが使ってるやつ)
マイクと、予備バッテリーが付いてくる充実セット。
ぼくはこっちを買って、結果的に大正解でした。
使い方|ULANZI マジックアームで「もうひとつの目」


じゃあ、どうやってメインカメラと Osmo Pocket 3 を、同時に使うのか。
ぼくの組み立ては、3点セットです。
順番に書きます。
① Osmo Pocket 3 に「ケージ」をつける


FALCAM F22 のクイックリリース対応ケージ。
これで、Pocket 3 を、いろんな器具にワンタッチで載せられるようになります。
② ケージに「マグネットベース」をつける


Ulanzi のマグネット式マウント。
磁石でカチッとはまるので、外したいときも一瞬。
撮影中、すぐに Pocket 3 だけ取り外して、別の用途にも回せます。
③ ULANZI マジックアームでホットシューに固定
そして、ULANZI のマジックアーム。
カメラのホットシュー(フラッシュを付ける、上の溝)に取り付けて、Pocket 3 を横に乗せます。
3点が連結して、ようやく「もうひとつの目」ができあがる
これで3点が連結。
メインカメラを構えると、Osmo Pocket 3 も同じ方向を向く。
ぼくはシャッターを切る。
Osmo は勝手に動画を撮ってくれている。
ワンオペで、写真と動画を、同時に。
何個も試してきましたが、この3点の組み合わせが、いちばん信頼できる。
「もうひとつの目」と、ぼくは呼んでいます。
マジックアームの自由度:4つの角度
グリップ+予備バッテリーをつけると、Pocket 3 が縦に長くなる。
それでも、マジックアームの自由度で、どんな角度でも撮れます。








Osmo Pocket 4 が出ても、3 のまま
最近、Osmo Pocket 4 が出ました。
新しい機能、たくさんあります。
でもぼくは、買い替えません。
3 でもう、十分なんです。
ぼくの撮影スタイルは、もうこれで完成しているから。
機材は、買い続けることが目的じゃない。
「子どもの一瞬を、ちゃんと残す」——その目的を達成するための、相棒であれば、十分。
続編予告 — また、別の機会に
ここまで来るのに、機材以外にもいろんな試行錯誤がありました。
たとえば——
「ストラップから、ホルスターを経て、いまはさらに進化しているカメラの担ぎ方」。
たとえば——
「いつも持ち歩くカメラバッグ」、何を選んできたか。
そして——
「撮った写真と動画を、どう編集するか」。
それは、また別の機会に。
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今日の1曲
今日の1曲は、フリッパーズ・ギターの「カメラ!カメラ!カメラ!」。
記事のタイトルにも入っている「カメラ」を、3連呼で歌い上げる名曲です。
カメラを構える、あの瞬間。
大切なものを、ちゃんと残したい、というすこし切ない気持ち。
機材を、ぼくが好きな理由が、この一曲にぜんぶ詰まっています。
”ずっと欲しかったカメラ 探してた 手に入れた
やけに明るい土曜日 僕は見る 君を見る
ほらツンと澄まして上向いて 右手をほおにあててみて
このままでいたいと僕は思うから
カメラの中 3秒間だけ僕らは
突然恋をする そして全てわかるはずさ”



