DJI Osmo Pocket 3レビュー|子育てパパが行き着いたワンオペ撮影の正解
こんばんは、ひろしです。
今日のテーマは、子どもを撮るカメラの話です。
20年カメラを持ってきた料理人が、いま子育てカメラマンとして、たどりついた機材のかたちを書きます。
ぼくにはいま、2人のこどもがいます。
毎日が運動会みたいに動いてる。
そして——
妻は手伝ってくれません(笑)。
イベントの撮影はいつもワンオペです。
「子どもの一瞬」を逃したくない一心で、機材を買い替え、買い足し、組み替えてきました。
その記録です。
― 先に、結論だけ ―
子どもをワンオペで撮るなら、DJI Osmo Pocket 3です。一眼の上に載せて、回しっぱなしにできます。
載せたら、チルトロックに。カメラを下ろしても、前を向いたまま撮り続けてくれます。
海や川、両手がふさがるときは、Osmo Action 5 Proに任せています。
そこにたどり着くまでの、カメラ2台とレンズを買い足した4年の回り道は、別の記事に。

スマホを一眼に載せた日|Osmo Pocket 3 との出会い
長男が、5歳になった年。
保育園の運動会。
その年は、ぼくなりの新しい挑戦をしていました。
挑戦|カメラのホットシューに、スマホをマウント

カメラのホットシューに——スマホをマウントして、撮影に臨んだのです。
これでも、写真と動画は同時に撮れました。
ぼくの一眼が被写体を捉えて、シャッターを切る。
スマホは同じ方向を向いて、動画を録ってくれる。
でも、ひとつ決定的な問題がありました。
——スマホは、一眼と同じ方向しか向けない。
一眼が別のところに目をやった瞬間、スマホの動画もそっちを追ってしまう。
つまり、ぼくが被写体から目を離せない。
ワンオペで、これはしんどかった。
そして、出会いがありました
そして、出会ったのが——
DJI の、Osmo Pocket 3 でした。
これは、ぼくの中でワンオペ動画+写真撮影の、革命だったんです。
Osmo Pocket 3 の何がすごいか
手のひらサイズの、小さなカメラ。
でも、なかにはジャイロ機構と、自動被写体追尾と、水平自動補正が、ぜんぶ入っています。
3つの自動機能
- 手ブレを消す——3軸のジンバルが、歩いても走っても、揺れを、ぐっとおさえる。
- 勝手に追いかける——カメラが勝手にこどもを追いかける。
- 水平を保つ——カメラがどこを向いていても、映像はまっすぐ水平に保たれる。
ジンバル機能は正直、おまけのつもりで導入しました。
でも結果は——
大成功。
運動会の動画を、はじめてゆっくり家族みんなで観られたんです。ぼくも、ちゃんと客席にいられた。
ぶれない、まっすぐな、わが子の走る背中。
ぼくが別のカメラで写真を撮りながら、勝手に撮ってくれていた動画。
これは世界が変わる買い物でした。
① 単品(手に入りやすい標準モデル)
② Creator Combo(ぼくが使ってるやつ)
マイクと、予備バッテリーが付いてくる充実セット。
ぼくはこっちを買って、結果的に大正解でした。
使い方|ULANZI マジックアームで「もうひとつの目」

じゃあ、どうやってメインカメラと Osmo Pocket 3 を、同時に使うのか。
ぼくの組み立ては、3点セットです。

順番に書きます。
① Osmo Pocket 3 に「ケージ」をつける

FALCAM F22 のクイックリリース対応ケージ。
これで、Pocket 3 を、いろんな器具にワンタッチで載せられるようになります。
② ケージに「マグネットベース」をつける

Ulanzi のマグネット式マウント。
磁石でカチッとはまるので、外したいときも一瞬。
撮影中、すぐに Pocket 3 だけ取り外して、別の用途にも回せます。
③ ULANZI マジックアームでホットシューに固定
そして、ULANZI のマジックアーム。
カメラのホットシュー(フラッシュを付ける、上の溝)に取り付けて、Pocket 3 を横に載せます。
3点が連結して、ようやく「もうひとつの目」ができあがる
これで3点が連結。
メインカメラを構えると、Osmo Pocket 3 も同じ方向を向く。
ぼくはシャッターを切る。
Osmo は勝手に動画を撮ってくれている。
ワンオペで、写真と動画を、同時に。
何個も試してきましたが、この3点の組み合わせが、いちばん信頼できる。
「もうひとつの目」と、ぼくは呼んでいます。
マジックアームの自由度:4つの角度
グリップ+予備バッテリーをつけると、Pocket 3 が縦に長くなる。
それでも、マジックアームの自由度で、どんな角度でも撮れます。

カメラに載せたら、チルトロック
ここが、いちばん大事なところかもしれません。
Osmo Pocket 3 には、ジンバル(首振り)の動き方が、いくつかあります。
カメラに載せているあいだ、ぼくがいつも使っているのが、「チルトロック」です。

DJIのユーザーマニュアルには、こう書いてあります。
「このモードでは、パン軸のみが追従し、チルト軸はロックされ、ロール軸は水平のままになります。」
DJI Osmo Pocket 3 ユーザーマニュアル(日本語版)より
むずかしく聞こえますが、つまり——
左右の向きだけ、カメラについてくる。
上下の向きは、固定。
傾きは、水平のまま。
だから、一眼を構えるのをやめて手を下ろしても、Osmoは前を向いたまま、水平のまま撮り続けてくれます。

ぼくがカメラを構えていなくても、ちゃんと「動画担当」をやってくれるんです。
構えてなくても、ちゃんと撮れてる。ほんまに、動画担当がもうひとりいるみたいです。
ストラップでぶら下げても、水平
カメラを肩からストラップでぶら下げて歩いているときも、Osmoは水平をキープしてくれます。
だから、歩きながらの記録——vlogのような使い方もできます。

ただ、左右の向きはカメラについてくるので、ぶら下げたカメラがくるっと回れば、映す向きも一緒に変わります。
傾きにも限度があります。ジンバルが動ける角度には限りがあるので、大きく傾けば、さすがに保てません。
顔を追ってくれる。でも、過信は禁物
もうひとつ助かるのが、子どもを自動で追ってくれる機能です。
DJIのユーザーマニュアルでは、2つに分かれています。
- 画面を2回タップして、追う相手を自分で選ぶ「アクティブトラック」
- 真ん中にいちばん近い顔を、自動で追う「自動顔認識」
ただ、過信は禁物です。
自動顔認識が追うのは、マニュアルによると「カメラビューの中心に最も近い顔」。
子どもがたくさんいる運動会では、わが子じゃない子の顔を追いかけることも、ありえます。
それに、暗い場所のための「低照度」モードなどでは、アクティブトラックそのものが使えません。
追ってくれるのは、ありがたい。でも、最後に見るのは、自分の目です。
運動会・発表会を、ワンオペで撮る

ぼくの運動会は、いつもこの形です。
写真は、一眼で。
動画は、上に載せた Pocket 3 が、チルトロックで回しっぱなし。
一眼で撮りたい瞬間を追いかけているあいだも、動画は、ずっと撮れている。


カメラを床に置いて、ひと息ついているあいだも、撮り続けてくれます。
カメラを置いて、ちゃんと手をたたいて応援できる。これが、いちばんうれしい。
発表会のように、ステージ全体を撮っておきたいときも、同じです。

長い行事は、バッテリーに注意
DJIの公式の数字では、Pocket 3 のバッテリーは、1080p/24fps で最大166分、4K/60fps で最大116分です。
(25℃、画面オフなどの条件での参考値。画面を見ながら撮れば、もっと短くなります)
ぼくは、クリエイターコンボに付いてくるバッテリーハンドルを付けて撮っています。
一眼と Pocket 3 で撮れないところは、Action 5 Pro
いまは、Osmo Action 5 Pro も加わりました。
撮れる範囲が、ぐっと広がりました。
海や川、水の中。
両手がふさがる場面。
そして、水鉄砲大会(笑)。
一眼と Pocket 3 では、どうしても撮れないところです。
スキーやスノボは、この冬が初めての出番です。買うと決めたのは、スキー場のリフトを降りたときでした。



DJIの公式の数字では、Action 5 Pro は、ケースなしで水深20mまで。-20℃でも動きます。
ただし、バッテリーとUSBのふたを閉めて、レンズのカバーをしっかり締めるのが条件です。長く潜るときは、防水ケースを使うよう、すすめられています。
水鉄砲大会は、カメラごと濡れます。それでいいんです。
Action 5 は、一眼に載せない
ただ、Action 5 を一眼に載せるのは、おすすめしません。
Pocket 3 のように首を振って向きを合わせてくれないので、レンズをずっと被写体に向け続けないといけないからです。
役割分担です。
陸の行事は、一眼と Pocket 3。
水と雪と、両手がふさがるときは、Action 5 Pro。

※ ぼくが買ったときには、もう後継の Osmo Action 6(2025年11月)が出ていました。それでも 5 を選んだ理由は、この記事に。
Osmo Pocket 4・4P が出ても、3 のまま
2026年の4月に、Osmo Pocket 4 が出ました。
新しい機能、たくさんあります。
でもぼくは、買い替えませんでした。
3 でもう、十分だったから。
ぼくの撮影スタイルは、もうこれで完成していたから。
機材は、買い続けることが目的じゃない。
「子どもの一瞬を、ちゃんと残す」——その目的を達成するための、相棒であれば、十分。
6月には、Osmo Pocket 4P も出ました。
3・4・4P、なにがちがう?
子育てのワンオペで効きそうなちがいだけ、DJIの公式の情報から並べておきます。
Osmo Pocket 3 2023年10月
1インチのセンサー。一眼に載せて回しっぱなしなら、いまもこれで十分です。
DJIストア 58,960円〜(セールで 49,940円のときも)
Osmo Pocket 4 2026年4月
ズームボタンが付いた(1倍・2倍、2回押しで4倍)。顔を追いかけながら2倍に寄れる。バッテリーは最大240分(参考値)、本体に107GBの保存場所。
DJIストア 79,200円〜
Osmo Pocket 4P 2026年6月
中望遠のカメラが、もうひとつ付いた(60mm相当・光学3倍)。少し離れた子にも、寄って撮れる。
DJIストア 99,000円〜
価格は2026年10月18日時点。セールで動きます。
でも、4P は、ちょっと話がちがいます。
正直に言うと——
いま欲しいのは、望遠に強い 4P です。
お金が、ない(笑)。

4P、ほしいなぁ……。
ここに来るまでの、4年の回り道
Osmo Pocket 3 にたどり着くまでに、カメラ2台と、レンズを買い足した4年がありました。

単焦点5本から、ズーム2本へ。そのあと、小学校の運動会のために、100-400も。
回り道の話は長くなったので、別の記事にしました。
この記事の、その後
ここまで来るのに、機材以外にもいろんな試行錯誤がありました。
カメラの担ぎ方は、こちらに書きました。
撮った写真の編集は、こちら。
「いつも持ち歩くカメラバッグ」は、また別の機会に。
この記事で紹介したもの
この記事に出てきたものを、まとめておきます。
押すと、その説明のところへ飛びます。買うところではなく、まず説明を読んでもらえたらうれしいです。
この記事の主役
ワンオペ撮影の答えDJI Osmo Pocket 3 本体↓マイクと予備バッテリーが要るならDJI Osmo Pocket 3 クリエイターコンボ↓ワンタッチで着脱するFALCAM F22 クイックリリース拡張フレーム↓カチッとはまる、磁石の台Ulanzi OA-12 マグネットベース↓「もうひとつの目」を作るULANZI ダブルボールヘッド マジックアーム↓あとから加わった・比べたもの
水と雪の担当DJI Osmo Action 5 Pro↓ズームボタン付きの後継DJI Osmo Pocket 4↓いま、いちばん欲しいDJI Osmo Pocket 4P↓あわせて読みたい
今日の1曲
今日の1曲は、フリッパーズ・ギターの「カメラ!カメラ!カメラ!」。
「カメラ」を、3連呼で歌い上げる名曲です。
カメラを構える、あの瞬間。
大切なものを、ちゃんと残したい、というすこし切ない気持ち。
ぼくがシャッターを切りつづける理由が、この一曲にぜんぶ詰まっています。
この一行も、おなじ気持ちを歌っています。
このままでいたいと僕は思うから
フリッパーズ・ギター「カメラ!カメラ!カメラ!」(作詞・作曲 Double Knockout Corporation)より


















